「野性的っすね」なんて女性にとっては褒め言葉ではないのですが、キックボクシング的には褒め言葉になってしまうので、野性的な自分を受け入れるしかない、スタッフのだーはまです。(キックボクシングネタが尽きません)
ということで、今回は地盤(土地)が良い地域の特性についてお話をします。
以前に地盤が弱い地域の特性をお話しました。
地盤(土地)が弱い地域の特性vol.1
地盤(土地)が弱い地域の特性vol.2
皆さんの中で地盤が硬いところってどんなイメージですか?
効果音でいうと、「ゴリゴリ」とか「ガリガリ」ってイメージではないですか?
実はその効果音、正解なんですね。
なぜ正解なのかというと、まずは下記画像をご覧ください。
ガリガリ君ってそのまんま入っとるやないかーーい。
失礼いたしました。
上記の画像は、地盤調査をしたデータの一部を抜粋したものです。
で、この「ガリガリ」という表記がされる場合は、ほぼ「礫質土」という土質のところです。
礫質土は、簡単にいうと土の粒子が大きい土質になります。
土の粒子を氷で例えると、製氷機で作る氷が礫質土、かき氷が軟弱な粘性土って感じですかね。
製氷機で作る氷が礫質土
かき氷が軟弱な粘性土
製氷機で作る氷の方をストローでさしても、なかなか入れ物の底の方に入っていかないですよね。
まさにゴリゴリ(ガリガリ)しているから入りづらい。
一方かき氷の方をストローでさしたら、苦戦することなく入れ物の底にたどり着きますよね。
スーーっと入ってしまう。軟弱な地盤だとこんな感じで入ります。
このガリガリ君地盤は硬くて水はけが良い地盤で、地震がおこったときは揺れにくいです。
では、ガリガリ君地盤はどこなのか?を教えてくれるのが、地盤の特性を教えてくれる地形区分(土地条件)というものになりまして、その中でいうと
山地・台地・段丘・丘陵地・扇状地(低地の微高地)・自然堤防(低地の微高地)・砂州(低地の微高地)・砂堆(低地の微高地)・砂丘(低地の微高地)
これらの地域は地盤が硬いです。
ちょっと分かりづらいと思いますので、石川県内の扇状地(低地の微高地)の地域を例にあげてみてみましょう。
上記画像は石川県白山市にある松任駅周辺になります。
全体が黄色の格子柄となっていますが、こちらの地域は扇状地という土地条件区分になります。
扇状地とは、狭い山間地を流れる急流河川が広い平坦地に出た時、その流れが弱まることにより、運ばれてきた土砂が扇状に堆積してできた土地のことです。山肌を削り取って形成されるので、急傾斜になるほど土砂の供給も多く、下流部での扇状地が形成されやすくなります。(国土地理より抜粋)
さらに、低地の微高地という扇状地があり画像の地域は低地の微高地になるのですが、低地の一般面に比べて河床からの比高がやや高いので水はけが良く、また構成物質が相対的に粗粒なので地盤が比較的良いのです。
ただ、あくまで平野部なので浸水の可能性はなきにしもあらずです。
弊社は画像の松任駅近くに会社があるのですが、ここら辺はお家がグングン建っていますね。
テレビでも紹介されていたのですが、去年か一昨年かの全国住みやすさランキングで2位が石川県白山市で、まさにここら辺なのです。
住みやすさランキングの基準の詳細は分かりませんが、地盤だけで考えるとめっちゃオススメです。
造成地の場合は地盤の表層が弱い場合もありますが、比較的浅い深度で支持層があるので、地盤改良工事をすることになっても費用が膨大にアップすることはないでしょう。
ちなみに、支持層というのは特定の建物を支えるのに適した十分な固さを持つ地層のことで、改良工事のときこの地層の深さで金額が変わってきます。
「ATフィールド、全開」
が、支持層って感じです。
ということで、本日はここまで。
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